転職コラム

新卒採用と中途採用に違いはある?それぞれに求められる要素を解説


新卒採用と中途採用はどこが違うの?
新卒採用及び中途採用はそれぞれ何が求められるんだろう?

転職活動を行う上でこのような疑問を感じてはいませんか。
実際、新卒採用と中途採用では人材に求める要素が大きく違います。

そういった部分を理解していないと、面接などで求人先が求める受け答えはできません。

今回は、そんな新卒採用と中途採用についての違いをまとめています。どんな部分が違っていてどんな要素が求められるのか、詳しくお伝えしているのでぜひ最後までご覧ください。

目次

新卒採用と中途採用に違いはある?それぞれに求められる要素を解説

新卒採用と中途採用の違いは?

新卒とは社会人経験が無い人を指す

第二新卒・既卒とは何が違う?

新卒採用で求められること

中途採用は社会人経験がある人に向けたもの

中途採用で求められること

新卒採用と中途採用は選考の流れも違う

新卒採用のエントリーや選考フローについて

中途採用の応募や選考フローについて

新卒採用と中途採用の違いは?

新卒採用と中途採用は後述するように、採用基準や選考フローが違います。

そのため、中途採用なのに新卒採用の時と同じような気持ちで面接に臨むと良い印象が得られにくいかもしれません。

なぜ、採用のタイプでこんなにも条件が違っているのでしょうか。

その理由は企業が求めている要素が採用枠によって異なるからです。

新卒は内面や将来性も評価されるのに対して、中途採用は即戦力かどうかが評価の大部分を占めています。

新卒は社会人経験が無い人を指す

ここからは新卒採用と中途採用の違いについて、個々の解説をしていきます。

まず新卒ですが、こちらは学校を卒業して新社会人となる人を意味する言葉です。

厚生労働省の「青少年雇用機会確保指針」により、卒業後から3年間は新卒枠としての扱いがされるようになっています。

なお、新卒には年齢制限はありません。どなたでも条件を満たせば新卒者として扱われます。アルバイトに関しては例外で、新卒として扱われません。


第二新卒・既卒とは何が違う?

第二新卒は社会人経験が3年未満で転職活動をしている人を指します。
社会人として多少過ごしている関係から、社会人としての礼節があるとみなされやすいです。

中途採用と似ていますが、こちらは将来性や若さを重視した採用もあるので扱いはやや異なります。

そして、既卒は学校卒業後から就業していない人を指す言葉です。社会人経験は第二新卒と違い、無いものとみなされます。

新卒採用で求められること

新卒採用ではスキルよりも将来性やポテンシャルが重視されやすいです。

これから会社に貢献できるか、仕事意欲があるかどうかなどを考慮して採用判断が下されます。

また、面接では第一印象を良くすることが大切で、口調や態度、服装マナーも評価対象です。時には学生時代の行動や能力評価、人柄などが採用の決断に影響することもあるでしょう。


より優秀な人材を求める企業は学歴による書類選考を行っていることもあります。


中途採用は社会人経験がある人に向けたもの

中途採用は社会人経験があり、学校卒業から3年過ぎている人に対する採用枠。
その性質から、中途採用する人材の年齢・キャリアは多種多様です。

中途採用は主に人員補充や新規事業の開始に応じて行われています。経理や制作業務、営業業務など一部の業務に限定した求人も多いです。


中途採用で求められること

基本的にはすぐ現場で活躍できるような即戦力が求められます。
社会経験があること前提の採用なので、ビジネスシーンでのマナーやコミュニケーション能力は必須です。

また「勉強したい」「学びたい」といった考えは経験やスキル不足を連想させてしまうため、面接などでは言わない方が良いでしょう。

ただし、20代ならば新卒採用のようにポテンシャルや将来性を見据えた採用もあります。
30代、40代になるとスキルや経験がそのまま評価に繋がりやすいです。

新卒採用と中途採用は選考の流れも違う

冒頭でお伝えしたように新卒採用と中途採用は採用期間や選考フローも異なります。
以下の内容を把握した上で、内定獲得のための準備をしておきましょう。

新卒の採用は一定期間に一括で行われる

新卒入社が4月であるため、採用はその1年前の1月から4月にスタートすることが多いです。

基本的に採用は毎年決まった時期に一括で行われます。

ただ、近年では柔軟な人材募集の一環として通年採用をするケースも珍しくありません。

新卒採用の選考フロー

新卒の場合は、志望者が企業HPや就活サイトでプレエントリーをする所から始まります。
そして、企業説明会を経て正式な応募に進むのが一般的です。

正式な応募を行ってからの選考フローは次の通りです。

1:書類選考や適性試験など顔合わせの無い選考
2:グループディスカッション、グループワークなどによる集団選考
3:面接などの個別選考

中途採用は不定期に行われる

中途採用は主に突発的に人材を集めるために行われます。
その関係から新卒採用のように定期的な募集は発生しません。

選考期間は比較的短めで、即日から1ヵ月程度で採用が決まるケースも多々あります。

入社後は新卒と違い、研修などを省いて現場配置されることも少なくありません。
これは文中で紹介しているように、途中採用には即戦力が期待されているからです。

中途採用の選考フロー

中途採用は転職サイトや企業HPなどの求人を通じて行われるのが一般的です。
書類選考通過後は、複数回の面接やwebテストなどを経て経歴や適正のチェックが行われます。


新卒と中途採用は給与が違う

新卒と中途採用は同じ年齢でも給与が違います。
新卒の給与は実績に応じて上昇していくことを見据えた金額になっています。そうした関係から、勤務年数が低い内にいきなり高給になることはまず無いでしょう。

一方、中途採用はスキルや経験次第では高給での採用もあり得ます。ただし、殆どの場合は既存社員とのバランスを考慮した金額になりやすいです。

なお、年功序列制度が失われつつあるといっても、現状は終身雇用前提の給与体系になっている企業が少なくありません。

新卒採用と中途採用の違いを知って効率的な転職をしよう

以上、新卒採用と中途採用の違いについてお伝えしました。

本記事では次の事柄について知識を深めて頂けたはずです。

新卒と中途採用は学校卒業からの年数や社会人経験の有無で区別される

新卒採用ではポテンシャルや意欲、将来性が主に判断される

中途採用では即戦力性やスキルや経験、実績が主に判断される

新卒採用は毎年定期的に一括で行われる

中途採用は欠員や事業拡大に合わせて不定期に行われる

新卒採用と中途採用の違いを知ることで、企業の需要に沿った面接対応などが行えるようになります。

文中でお伝えした情報をしっかりと踏まえて内定獲得を目指しましょう。

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